ある日のできごと
仕事帰りの満員電車の中で
フラつくご老人に席を譲った素敵な紳士がいました
そのご老人は、自分の妻が立ってるのに私だけ座れない、と一度断ったのですが
紳士はどこまで乗るの?おたずねになり、遠いじゃないか、遠慮せず と
なかば強引にご老人を座らせました
私は絶妙なバランスで立ちながら本を読んでいましたが
なかなかできないことだと心が温まる思いでいました
しばらくすると、車内に携帯電話の着信音が鳴り響き、
はい、もしもーしと大声が聞こえました。
ふと見ると先ほどお座りになったご老人だったのです
「つっこみ力」という本を読んでいた私はなんだかいたたまれない気持ちになりました
せめてブックカバーを付けておけばよかったです
つっこめないよ
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD
コメントを残す